お知らせ

平成22年分所得税・消費税の確定申告、第一回通常総会を終えて

公益社団法人 杉並青色申告会
会長 高橋 新一郎

始めに、この度の東北地方太平洋沖地震において、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、罹災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。また、被災地の一刻も早い復旧をお祈りいたします。

さて、去る3月15日に所得税の、3月31日には個人消費税の確定申告が終了いたしました。22年度も申告期を円滑に運営するため、委員会等で指導計画等を十分にご検討いただき、事務局の狭隘対策として指導会場分室を設けるなどをした結果、お蔭様で概ね順調に推移したと考えておりますが、混雑の中、なにかとご不便をお掛けしたこともあったかと存じます。何卒ご容赦の程お願い申し上げます。

ところで、22年度の指導状況の概要は、来所者数4,055人、所得税の指導件数3,701件、消費税の指導件数383件、申告書の提出件数は所得税3,611件、消費税383件でした(いずれも3月15日現在)。また、複式簿記による65万円の青色申告特別控除利用者は1,242件でした。なお、消費税指導は、3月16日以降も引き続き継続し、東京税理士会杉並支部の先生方のご協力を頂き、e―TAXの代理送信等にご協力を頂きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

なお、昨年来、e-TAXの普及のため、会員皆様には住基カードの取得をお願いてきましたが、多くの皆様のご協力を頂き、e-TAXによる申告書の本人送信件数は190件でした。23年度以降も引き続いて利用拡大に努めてまいりますので、皆様の積極的ご協力をお願い申し上げます。

一方、この期間、税務署内において実施致しました「青色(申告説明)コーナー」では、328名の新規青色申請者が生まれ、新たな会員仲間も191名迎えることができました。税務署では初回来所型e―TAXの普及拡大を図る中、このような成果を挙げられたことは、偏にご協力いただいた役員皆様のご協力の賜物と厚く感謝申し上げる次第です。

ところで、当会は、去る3月29日〔火〕新東京會舘において公益社団法人移行後、初めての代議員による通常総会を開催し、左記の議案が満場一致で承認可決されました。
第1号議案 第15期事業活動報告承認の件
第2号議案 第15期決算報告及び監査報告承認の件
第3号議案 第1期事業計画及び予算報告の件

ご承知の通り、本会は本年1月4日より「公益社団法人 杉並青色申告会」として新たな船出をいたしました。
これを機に、当会の活動が対外的にも一層評価、信頼され、地域社会に開かれた親しまれる会として、納税道義の高揚を図ると共に、地域社会の発展に貢献できるよう、会活動の一層の充実を図り、持続可能な組織に変革して参る所存です。会員皆様の一層のご支援、ご協力をお願い申し上げる次第です。

このためには、多くの皆様から様々なご意見をお聞きし、その声を活かしてゆくことが大切であると考えます。会員皆様の忌憚の無い率直なご意見をお聞かせくださいますようお願い申し上げます。
わが申告会は、皆様の様々なご要望に応えると共に、地域社会の中に溶け込んだ公益活動を推進してまいる所存ですので、引き続いてのご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成23年4月