お知らせ

申告期の挨拶 ~ 確定申告を終わって ~

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陽春の候、会員の皆様には、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

去る三月十五日「平成十五年分所得税の確定申告」が終了しました。本年も一月下旬より会員皆様の決算・申告のための指導を実施したところ、昨年を上回る実績(別掲参照)を上げ、無事終了することができました。

また、この期間に署内において実施した「青色(申告説明)コーナー」においては、五五〇名を上回る新規青色申請者があり、四五〇名を超える新たな会員仲間を迎えることが出来ました。

これも、偏に、ご多忙の中ご協力をいただいた多くの役員諸氏をはじめ、会員皆様のご協力の賜物と厚く感謝申し上げる次第です。

ところで、平成十五年分決算の結果、本会においては約六〇〇名の方が、新たに平成十七年分の消費税課税事業者になると予想されますが、記帳の不備が所得税は勿論のこと、消費税においても《思わぬ大きな不利益》を生みかねません。

また、平成十六年度税制改正(三面参照)で、平成十七年分より損益計算書に併せて貸借対照表 を作成・提出する簡易簿記記帳者に認められていた四十五万円の青色申告特別控除が廃止され、代わりに正規の簿記(複式簿記)による記帳者の青色申告特別控 除を六十五万円(現行五十五万円)に引き上げることが決定しました(この結果、簡易簿記での記帳者の青色申告特別控除は、全て十万円となります)。

青色申告制度は、正確な「記帳」に併せて、より高度な「記帳」が求められる時代に入ったといえましょう。

このような中で、本年は、新規会員諸氏を対象とした記帳指導の充実は勿論のこと、従来から進 めてきた、自己研鑽運動の一環としての「記帳確認」運動を一層推進すると共に、コンピュータ会計の普及をも含めた記帳の高度化策を推進し、記帳指導の一層 の充実を期してまいりたいと存じますので、会員皆様のご理解とご協力をお願い致します。

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平成16年4月
社団法人 杉並青色申告会
会長 高橋 新一郎